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このアニメは1話を視聴しただけで、2~5話は観ていません。
3月3日に一挙放送があるのでそこで復習しようと思っています。
ところでこの6話なのですが……
今回はバトル回でしたが、ある意味各フレンズの特徴を活かしたほのぼの異能バトルといった趣があってなかなか面白かったと思います。
なぜ、ライオンは城の中にいて、ヘラジカは武士みたいな口調で話すのか?
と思ってたんですが、この設定にもちゃんと意味があるんですね。
サーバルが囮になってヘラジカの兜をかぶっているシーンがありましたが、これはヘラジカが武士のような存在であるという設定にすることで可能になる作戦でした。
あの兜、本多忠勝の兜みたいですね。
真田信繁の兜にも鹿の角が付いているし、鹿=武士という設定でも特に違和感はない。
かばんちゃんの特技である「知性」もフレンズの特徴のひとつにすぎない、という点も良い。
ウェブ小説では現代人が現代の知識を異世界に持ち込んで無双したりする話がよくありますが、かばんちゃんの知性も役には立つものの、この能力だけで他のフレンズに君臨できるほど強力なわけではありません。
知性はあくまでサーバルの跳躍力とかアルマジロの硬い甲羅、カメレオンの透明化能力などと同じレベルの「役に立つ異能」の一つにすぎない。
かばんちゃんの知性はあくまで他のフレンズの能力があって生きるものなので、この世界では皆が協力して生きていかなくてはならない。
こういうバランス感覚もこのアニメの良いところだと思います。
多様性の尊重って、正にこれでは?
さて、今回登場したヘラジカなのですが……
作中では「とにかく力が強い」という描写になっていました。
これは現実のヘラジカの能力の反映なのか?
力が強いって言ってもヘラジカってトナカイみたいな生き物なんじゃないの?
と思っていたらこのようなツイートを見かけました。
ヘラジカの身体能力ヤバすぎだろ… pic.twitter.com/KrYFY8r33z
— Rootport◆2/24女騎士④巻発売 (@rootport) 2017年2月16日
これはライオンでも勝てないのでは?
ライオンが「ヘラジカはいつもまっすぐに突っ込んでくるだけ」と言っていたのも、実際にこういう走り方をするからなのでしょう。
ちょっと検索するだけでもこんなまとめも出てきます。
体高は人間をゆうに上回り、突進力も強い。
車と衝突すると車の方が破壊される。
奈良公園にいるような鹿と同じ眷属とはとても思えない。
これほど強いヘラジカですが、それでも天敵であるヒグマや虎や狼などには敵わない模様。
やはり牙を持つ生物は強い。
ということは、実際にライオンとヘラジカが戦ったらライオンのほうが強いでしょうか。
ヘラジカは動物を狩るようにはできてませんからね……
とはいえ、姿だけみればヘラジカは確かに最強クラスの生物のように見えるし、この動物をライオンのライバルにしたのは上手い設定だったのではないかと思います。
ヘラジカの画像も探してみましたが、興味を持った人が多かったのか、検索結果がこれだったのには笑いました。
けものフレンズはよく「IQが下がる」と言われていますが、各フレンズの特徴を活かしたストーリー展開やキャラクターの秀逸なデザイン(ハシビロコウが特にいい)、物語を牽引する大きな謎としてのセルリアンやジャパリパーク、そしてかばんちゃんの正体など、隙なく作り込まれた良作だと思います。
6話に関してはハシビロコウが最後に言った一言が気になる。
果たしてかばんちゃんは「ヒト」なのか……?
これは来週も見逃せません。