ご自身の失恋について勝間さんのブログに書かれていたことに驚くと同時に、これはしばらくユーチューブの方も休むのかな、と思っていたのですが。
勝間さんが「本当に悲しいです」というタイトルのブログ記事を書いていた11月11日、ユーチューブにアップされていた動画がこれでした。
勝間さん、このタイミングでこれを言いますか……
動画自体は失恋以前に撮っていたものかもしれませんが、この時期にこの動画を出すことに意味があると考えたんでしょうね。
勝間さんの動画を見ている人は、パートナーシップ解消のニュースも当然知っているのだろうし。
まだ気持ち的には相当つらい時期だと思うのですが、今この動画を出せるのは本当にすごい。
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: 単行本
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「起きていることはすべて正しい」は2008年に勝間さんが出版した本のタイトルでもあります。
正直、あの頃この本のタイトルを見たときには「災害で何の罪もない子供が亡くなってしまうのも正しいんですか?」と反発する気持ちもあったのですが、これは本を読まずにタイトルに脊髄反射していたために出てきた難癖でした。
この動画で勝間さんが主張していることは、「起きてしまったことはもう事実なのだからそれをありのままに受け止め、今からより良い選択をしていけばいい。それがいずれポジティブな未来につながる」ということです。
これは選択理論心理学に基づく考えのようですが、理論を知っていることと、それを実践できるかはまったくの別問題です。
事が事なので、勝間さんが動画で多少ネガティブなことを言ったとしてもファンが離れていくなんてことはないと思うのですが、それでもあえてこの時期に、自分が著書に書いたことを動画で実践してみせてくれているのには驚きました。
勝間さんは本当に強い人なのだと思います。
ただ、誰もがここまで強くなくてもいい、とも思います。
「起きてることはすべて正しい」と考えるのはそれができる人だけ、できる状況の時だけ、でもかまわないはずです。
どんなよい理論でも、自分に合わなければ意味がありませんから。
こういう動画もアップしている勝間さんなので、人がいつでも正しく行動できるわけではないことは理解しているはずですし、視聴者にもそんなことは求めていないと思います。