明晰夢工房

読んだ本の備忘録や日頃思ったこと、感じたことなどなど

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

バーチャルユーチューバー輝夜ルナ(かぐやるな)の動画に魂を鷲掴みにされた

キズナアイからミライアカリ、狐娘おじさんなど多彩な人材を輩出しているバーチャルユーチューバー界なのですが…… 最近TLでよく名前を聞くので、輝夜月(かぐやるな)の動画を観てみたらすっかりハマってしまいました。 流れの早いネット界ではもう今更なん…

『おんな城主直虎』が最終回まで描ききった「戦をしない戦」

スポンサーリンク // // このドラマがここまでの傑作になると誰が予想しただろうか。 脚本の森下佳子は最終回が一番よく書けたと言っていたが、本当に素晴らしい大団円だった。 真田丸にもつながる赤備えの登場や龍の形の雲が湧き出るお頭の最期、碁石を使っ…

なぜ格言を使う人はおっさん臭いのか

www.sugoren.com 世の中にはこういう記事がよく出回っている。つまり、みんなおじさん臭いと思われたくないのだ。しかしおじさん臭くないように振る舞おう、と無理して若造りしてしまうあたりがまさにおじさんの悲しさであって、実はそういう行為が一番おじ…

永田カビ『一人交換日記』最終回に思ったこと

comic.pixiv.net pixivコミックで連載されていた永田カビさんの『一人交換日記』が11月に最終回を迎えていた。 この最終回は一応ハッピーエンド……なのかな。 読む人によっていろいろと思うところがあるだろうけど、家族との関係が良くなったのならそれはやは…

ニシンとタラが大航海時代を支え、世界史を作った。『魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ』

魚で始まる世界史: ニシンとタラとヨーロッパ (平凡社新書) 作者: 越智敏之 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2014/06/13 メディア: 新書 この商品を含むブログ (9件) を見る 司馬遼太郎や塩野七生の作品を好む人が多いことからもわかるように、多くの人は優…

新撰組は「農村的」な組織だった──英雄たちの選択「土方歳三“明治”に死す 盟友・近藤勇の生死を握る決断」

昨日放映された英雄たちの選択「土方歳三“明治”に死す 盟友・近藤勇の生死を握る決断」が興味深かったのでメモしておく。 隊士の多くが武士ではなかったがゆえに、誰よりも武士らしくあろうとした集団──新撰組にはそんなイメージがある。しかしこの番組によ…

「反薩長」の立場からは幕末はどう見えるのか──半藤一利『幕末史』

幕末史 (新潮文庫) 作者: 半藤一利 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/10/29 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (19件) を見る 半藤一利氏は夏休みになると毎年、体を鍛えるために父の生家である長岡に行かされていたそうだ…

西郷隆盛の銅像の謎から最後まで1冊でわかる『西郷どんと呼ばれた男』

西郷どん(せごどん)とよばれた男 作者: 原口泉 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2017/08/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 西郷隆盛の銅像の謎 大河ドラマの予習をする場合、やはり時代考証を担当している人が書いたものを…

おんな城主直虎「信長、浜松来たいってよ」信長被害者の会が団結する熱い展開に唸らされる

スポンサーリンク // 最近、このドラマには本当に毎回驚かされる。 歴史ドラマの難しいところは、結末を皆が知っているということだ。 真田信繁が大阪夏の陣で死ぬことも、信長が本能寺で討たれることも、知らない人はいない。 だから大河ドラマの脚本は、そ…