アマゾンプライムデーが近くなったので、今年もKindle Unlimitedのキャンペーンが始まった。今回はプライム会員なら3カ月間無料で利用できるので、さっそく登録してみた。いつも読み放題対象の新書を調べているが、今回は講談社現代新書がかなりたくさん読めるようになっていた。
千葉雅也『現代思想入門』、石田勇二『ヒトラーとナチ・ドイツ』、岩崎周一『ハプスブルク帝国』、宇野重規『民主主義とは何か』、野矢茂樹『哲学の謎』などなど、話題の本や定評のある新書が多数読める。佐藤賢一のフランス王朝史3部作(カペー朝・ヴァロワ朝・ブルボン朝)もまとめて読めるので、西洋史好きな人にもおすすめできる。一度紹介した『戦国大名の経済学』も読み放題対象だった。講談社現代新書の読み放題対象の本一覧はこちら。
軍事の観点から古代中国史を概観できる『戦争の中国古代史』も読み放題対象に入っている。
講談社選書メチエでは清水克之『喧嘩両成敗の誕生』、森安孝夫『シルクロード世界史』、木島泰三『自由意志の向こう側 決定論をめぐる哲学史』など、こちらも定評のある本が多数読み放題対象になっている。学術的で専門書ほど硬くはない本をたくさん読みたい人は新書よりこちらのほうがいいかもしれない。青木健氏の『ゾロアスター教』『マニ教』など、オリエントの宗教を扱った本は他ではなかなか読めないので貴重。講談社選書メチエの読み放題対処の本一覧はこちら。
【Kindle Unlimited 初投入!】
— 講談社現代新書 (@gendai_shinsho) 2024年4月26日
本日より、現代新書がKindle Unlimited へ初投入されています!ぜひ! pic.twitter.com/AANl2CNNS1
講談社現代新書は創刊60周年、講談社選書メチエは創刊30周年なので、記念として多くの本が読み放題対象になっているようだ。なお、最近まで読み放題対象の本がわりと多かった岩波新書は、今は読めなくなっているのが残念。サブクスなので、永遠に読めるわけではないのは仕方がない。講談社の本はいつまで読めるだろうか。
Kindle Unlimitedでは講談社の本以外にも数多くの本が読めるので、以前紹介したおすすめ本のまとめも載せておく。2年前の記事なので今は読めないものも混ざっているかもしれない。
Kindle Unlimitedは無料期間中に解約すれば、自動的に更新されて課金されることはなくなる。登録してすぐ解約しても、3カ月間は読むことができる。3ヶ月無料のキャンペーン期間は7月17日まで。